【原発】川内原発の審査完了、火山対策で残る不備…噴火時の具体的な手順書は未整備、核燃料搬出先も決まらず
原子力規制委員会は27日、九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県)の運転管理方法を定める保安規定を認可した。これにより、川内原発は東京電力福島第1原発事故の教訓を踏まえた新規制基準の安全審査をクリアしたが、リスクとして懸念されている巨大噴火への対応策は整っておらず、課題は積み残されたまま。今後の使用前検査に時間がかかる可能性もあり、九電が目指す1号機7月下旬、2号機9月下旬という再稼働の時期に遅れが生じることもあり得る。