【経済】長梅雨が招く景気悪化 93年並み日照不足でGDP9000億円減
この夏、景気が急速に悪化する恐れが出てきた。原因は、日照不足だ。気象庁によると、昨年6月から発生しているエルニーニョ現象によって、今年の梅雨は長引くという。第一生命経済研究所主席エコノミストの永浜利広氏が、梅雨の長期化と景気との関係について詳細なリポートをまとめている。リポート「今年も政策対応を左右するエルニーニョ」によると、〈7―9月期の日照時間が前年比10%減少することで、同時期の実質家計消費を0.43%押し下げる〉という。