【経営者】日本電産・永守会長「どんなだめな人でもうまく使えば戦力になる」 ”カス”を鍛え電子部品帝国
(ブルームバーグ):モーター部品を製造する日本電産 創業者の永守重信社長はこれまでの自社の成長を支えてきたのは
東大やハーバード大卒のエリートではなく、会社が小さかったときに採用せざるを得なかった「カスみたいな」人材だという。1973年、高度成長期を経て豊かさを手に入れた若者がペアルックで街中を闊歩(かっぽ)し、地方から中央競馬に転身したハイセイコーの快進撃に熱狂していたこの年の7月、京都市の片隅の民家にある小さなプレハブ小屋で日本電産は誕生した。