【電機】「ありとあらゆる手段を使って黒字化するように」…東芝歴代社長辞任、厳しい叱責、過大な目標、「圧力」の実態浮き彫りに
東芝は21日、組織的な利益水増し問題を調べた第三者委員会の調査報告書の全文を公表した。報告書は、無責任な利益至上主義や上司の意向に逆らえない企業風土を強く批判。厳しい叱責で過大な目標達成を迫ったトップの「圧力」の実態が浮き彫りになった。報告書の主な指摘を解説した。▽「チャレンジ」
「社長月例報告会」と呼ばれる毎月の会議で、社長から各事業部門のトップに「チャレンジ」と称する過大な収益改善の目標が言い渡された。