【国際】新興国企業の借金、10年前の4.5倍の2千兆円に急増 金融緩和政策が影響、返済不能になる恐れ
国際通貨基金(IMF)は29日発表した世界金融安定報告で、主要な新興国の企業が抱える借金は2014年時点で約18兆ドル(2150兆円)になり、10年前の4・5倍に急増したことを明らかにした。米国が利上げに踏み切り、金融市場の状況が一変すれば、返済できなくなる恐れがあると警告した。借金の急増は、リーマン・ショック後の不況に対応するため、日米欧の中央銀行が金融市場に大量のお金を流し込む量的緩和政策に乗り出し、お金が借りやすくなったことが要因と分析。