【国内】東証のシステム刷新、背景には超高速株取引の増加 「人間がやると違法行為でもコンピューターなら違法性問われない」
9月24日、東証は5年ぶりに株式売買システム「アローヘッド」を刷新し、注文処理のスピードを約2倍に上げた。注文を受けてから応答にかかる時間は500マイクロ秒(1マイクロ秒=100万分の1秒)未満になるという。「システムを新しくした背景には、『超高速株取引』の増加があります。コンピューターによる自動発注で、大量の売買を超高頻度で行なう業者が増えているのです」(東証関係者)そうした取引による注文件数は東証全体の取引の6割以上を占めるといわれる。