【仕事】「遺品整理士」の資格を取る人が増加中、脱サラした人や主婦も 「人の役に立てる」「他にないやりがい」
遺品整理のプロ「遺品整理士」の資格を取る人が増えている。業者だけでなく、脱サラした人や主婦もいるという。なぜなのか。秋が近づいた平日の朝。千葉市内にある2DKの賃貸アパートの台所には、焼酎の紙パックが積み上がり、居間の壁紙は茶色く焦げてめくれていた。部屋の主の70代男性は7月に他界。「引き渡せる状態にしてほしい」と息子から依頼を受け、遺品整理業者「こころ家」(東京都葛飾区)の山本健社長(32)ら職員3人がやってきた。