【電機】東芝、原子力子会社の減損非開示で東証基準に違反
東芝(6502.T)は17日午前、米原子力子会社ウエスチングハウス(WH)の2012年度の単体決算で減損損失を計上しながら当時開示しなかったことについて、東証の開示基準に違反していたことを明らかにした。16日午後に東証からの指摘を受けて、違反の事実を認めたという。東芝は、原発の新規建設の先行き懸念などから、2012年度のWH単体決算で9億3000万ドル(約762億円)の「のれん代」の減損損失を計上したが、この金額が東証の開示基準に該当していながら、当時、東芝は情報開示しなかった。