【不動産】マンションは高根の花に、薄れる低金利効果 億ションも株安の逆風
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(ブルームバーグ):安倍政権下の異次元金融緩和で活況だったマンション販売は曲がり角を迎え、ピークアウトしたとの見方が浮上している。低金利効果は価格上昇に打ち消され、サラリーマン向け物件の販売が落ち込んだからだ。株高による資産効果で好調だった「億ション」販売も年初来の株安の逆風を受けている。不動産経済研究所によると、2015年の首都圏マンション発売戸数は前年比9.9%減の4万449戸と2年連続のマイナスとなり、09年以来の低水準だった。