【金融】マイナス金利論者の藤巻健史「量的緩和とマイナス金利は180度違う政策、減らしてから導入するべきだった」
(ブルームバーグ):先に打ってしまった量的緩和というカンフル剤がマイナス金利政策の足かせになるーー。20年近くにわたりマイナス金利政策を提唱してきた参議院議員の藤巻健史氏(65)は、日本銀行が導入したばかりの「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」の問題点をこう指摘する。日銀は2013年4月以降、マネタリーベース増加を目的に多額の日本国債の購入を進めており、昨年9月末時点での保有額は前年比35.3%増の315兆円と国債残高全体の30.3%に膨らんでいる。