【企業】東電社長、メルトダウンの判断「明らかに損傷率が大きく隠蔽するということではなかった」
東京電力の廣瀬直己社長は参議院予算委員会で、福島第一原子力発電所で起きた核燃料が溶け落ちる「メルトダウン」の判断を巡る問題について、「隠蔽ではなかった」と述べたうえで、再発防止に向け当時の経緯などを詳しく調査する考えを示しました。福島第一原発では1号機から3号機までの3基で、核燃料が溶け落ちるメルトダウン=炉心溶融が起きたことを巡り、東京電力は事故発生から2か月後に正式に認めましたが、当時の社内のマニュアルでは事故の3日後にはメルトダウンと判断できたことを先月明らかにしました。