【IT】日本製PCの没落、消滅の危機…メーカー各社は事業切り離しに躍起
東芝と富士通のパソコン事業と、ソニーから独立したVAIO(バイオ、長野県安曇野市)の統合計画が白紙に戻った。パソコン市場の伸び悩みという根本的な問題があり、統合後の成長戦略が描けなかった。各社はパソコン事業をどうするかの練り直しを迫られることになる。2015年12月に明らかになった統合構想では、VAIOの親会社である投資ファンド、日本産業パートナーズ(JIP)を中心に、東芝、富士通も出資する持ち株会社の下に3社の事業会社を置き、ブランドは維持する方向だった。