【地震】熊本で異変、温泉や湧水が枯れ観光資源に打撃・・・専門家「これほどの変化は聞いたことがない」
熊本地震の被災地では温泉の源泉が枯れたり、湧き水の名所で水が出なくなったりする異変が生じている。熊本県は阿蘇山麓から流れる地下水の豊富な地域で、特に観光資源への打撃は大きい。地震の影響で地下水の流れが変わったことが原因とみられ、専門家は「これほど大規模な変化は珍しい」としている。夏目漱石が愛し、小説「二百十日」の題材とされる内牧温泉の旅館「山王閣」(熊本県阿蘇市)は4月14日の前震後、源泉の湯量が、10分の1程度の毎分約20リットルに激減した。