【原子力】高速実験炉「常陽」 再稼働は出力抑えて運転へ
茨城県にある高速実験炉「常陽」について、日本原子力研究開発機構は、最大の出力で運転した場合、防災対策の範囲を大幅に見直す必要が生じるため、再稼働する際には出力を抑えて運転する考えを原子力規制委員会の会合で示しました。茨城県大洗町にある高速実験炉「常陽」は、プルトニウムとウランを混ぜたMOX燃料を使った高速増殖炉の実験炉として運転を始めましたが、平成19年に起きた炉内のトラブルで運転を停止し、日本原子力研究開発機構は、再稼働後は放射性物質を減らす技術の研究開発などを行う方針です。