マクロ経済政策の第一人者ポーゼン氏「日本の賃金低迷は経済学者の失敗」「われわれが言おうとしたことの多くが効果を挙げなかった」
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【ワシントン】日本の安倍晋三首相がデフレからの脱却を公約し日本銀行が大規模な緩和措置を導入してから3年余りたつが、この試みを特に楽観していた一人が戸惑いを示した。ピーターソン国際経済研究所のアダム・ポーゼン所長はウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のインタビューに対し、予想に反してインフレは上昇しておらず、賃金はあまり上がっていないと認め、「これは日銀や日本にとってだけでなく近代マクロ経済にとって現実の試練だ」と語った。