【ARM買収】孫社長、投資家の忍耐試す大型買収 ソフトバンクを事実上「無借金」と主張するなど社長と市場との見方の間に深い溝が存在
[香港 19日 ロイター BREAKINGVIEWS] - ソフトバンクグループ(9984.T)の孫正義社長は、投資家の忍耐の限界を試している。社長が18日、英半導体設計ARMホールディングスを約240億ポンド(3兆3000億円)で買収すると発表したのを受け、19日午後に同社の株価は10%急落した。後継者に指名していたニケシュ・アローラ副社長が6月21日、突然退任した後、孫社長はソフトバンクについて、あたかも個人で所有している実質無借金の企業であるかのように語った。