【国内】小池都知事が目指す電線地中化に高いハードル「コストは通常の10倍」、関係者は「ワイヤレス送電のほうが主流になる」と冷ややか
国は1986年から4─5年ごとに計画を立てて無電柱化に取り組んでいるが、2004年から08年の第5次計画をピーク
にそのペースは鈍化している。年平均440キロメートルあった整備対象道路の延長距離は、いまでは同325キロメートルまで落ち込んだ。この背景には、民主党政権時代に公共事業が抑えられたことや、東日本大震災の影響で電力会社の資金力が落ちてきていることがあるが、関係者が一様に頭を悩ませるのが「住民の理解が一向に進まない」という現状だ。