【原子力】伊方原発12日再稼働、地盤が弱く避難路崩落の恐れも
12日にも再稼働する四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)は佐田岬半島の付け根に立地し、加えて半島の地盤のもろさから地震や津波に伴う過酷事故時に道路が使えなくなる不安が残る。半島は延長約40キロ、最小幅800メートルで「日本一細長い」。先端側の住民約4700人が孤立した場合、海路や空路で大分県などへの広域避難を計画しているが、他県も地震などで同時被災していると「自県優先」の立場をとる方針で、愛媛県だけでの対応を迫られる恐れもある。