【国際】参加国大半が日米の様子見 署名から8カ月経過も手続き終えた国なし
TPP発効に不可欠な日米の議会承認手続きの遅れが、他の参加国の国内手続きを足踏みさせている。2月に参加12カ国が協定に署名してから約8カ月が経過したが、手続きを終えた国はない。大半の参加国が日米の議会動向を慎重に見極める構えで、年内に国内手続きを終える国は少数にとどまりそうだ。TPP発効には署名後、全参加国が2年以内に国内手続きを終えられない場合、TPP域内の国内総生産(GDP)の合計が85%以上を占める6カ国以上が手続きを終える必要がある。