【食】豆腐の「常温」販売を解禁へ 非常食での利用も可能に
厚生労働省の部会は29日、通常は冷蔵庫や水槽で保存されている豆腐を、「常温」状態でも販売できるよう、基準を見直すことを了承した。食品安全委員会に諮問し、リスク評価を経て、早ければ来年にも販売が解禁される見通し。災害時の緊急物資や非常食にも利用できるようになる。厚労省によると、かつては製造・保管中の取り扱いが不衛生なため細菌の繁殖で健康被害が起きたことがあり、1974年におおむね10度以下に冷蔵保存するか、水槽内で冷水を絶えず交換しながら保存するなどとした基準が定められた。