【石油】OPECを脅かす米シェール業者、増産で対抗へ
米国のシェールオイル開発業者はこの数年で
生産コストを大幅に引き下げた。このため石油輸出国機構(OEPC)の減産を好機ととらえて増産に動き、油価の上昇を妨げる恐れがある。米国ではテキサス州からサウスダコタ州に至るシェール油田の生産コストが2014年以降で約半分になった。この間にサウジアラビアは価格競争を仕掛け、生産コストの高いシェールオイルを市場から駆逐しようとしたが、米シェール業界は消滅するどころか、低価格環境にも耐えうる強靭なライバルに成長した。