【養殖】砂抜き不要なアサリ、今秋にも試験販売 「博多の新たな特産物に」
干潟ではなく陸上の水槽などで育てる「砂ゼロアサリ」の養殖実験が福岡市で進んでいる。市によると、全国初の取り組みで、今秋には試験的に販売できる見通しだ。調理の際の砂抜きが不要となるのはもちろん、味も折り紙付きという。アサリは全国的に漁獲量が減っており、関係者は「博多の新たな特産物に」と期待を寄せる。【合田月美】農水省によると、アサリ類の漁獲高は干潟の減少や魚類による食害などで2004年の約3万6500トンから、14年は約1万9400トンにまで減少。