【福島】原発から22キロ、地域唯一の病院で常勤医がゼロに 「福島の医療崩壊はどこでも起こりうる」
東京電力福島第一原発事故後、原発がある福島県双葉郡内で唯一、入院できる施設として診療を続けてきた高野病院の高野英男院長(81)が死亡し、常勤医が不在になっている。病院のある広野町は1月9日、ふるさと納税を利用したクラウドファンディングによる支援金の募集を始めた。高野病院をめぐっては、南相馬市立総合病院の医師らによるボランティア「高野病院を支援する会」が発足し、ボランティア医師の緊急派遣などを行っている。