【カメラ】ソニーから「デジカメ」という言葉が無くなる日 「イメージング事業と呼んで」
2012年、ソニーのデジタルカメラ事業は、それまでの拡大路線から利益重視に転換した。フルサイズの画像センサーを搭載した「α7シリーズ」が成果を見せ始めていた14年、エグゼクティブバイスプレジデントの石塚茂樹は、さらなる改革を進めた。「構造改革は十分ではない」。石塚にはまだ物足りなかった。設計開発のプラットフォーム化を加速するなどコストを徹底的に削減する一方、画像処理技術や画像センサーなどを通じて業務用映像機器との融合を強化した。