【医薬】米メルク、アルツハイマー病治療薬の臨床試験を中止 期待から一転「効果見られず」
医薬品大手メルク(Merck)はこのほど、アルツハイマー病の治療に期待がもてるとしていた薬剤の臨床試験を中止すると発表した。薬に効果がないことが研究で明らかになったのだという。中止が発表されたのは、アルツハイマー病の治療薬として開発されていたベルベセスタット。14日に発表された声明でメルクは、「肯定的な臨床結果が得られる可能性はほぼ皆無」との外部機関の調査結果を受け、軽度から中程度のアルツハイマー病患者を対象に行われていた臨床試験を打ち切る決定を下したと明らかにした。