【原発コスト】次世代原子炉の幻想が崩壊…ついに1基あたりの建設費が1兆円超えに
電機の名門東芝の屋台骨を揺さぶる原発事業の大損失は一企業の失敗に留まらないでしょう。次代の原子力を担う新型炉への幻想が崩れ、やはり新型の欧州加圧水型炉も高コストで苦戦する中、原子力の未来は暗いのです。東芝・ウエスチングハウスの新型炉「AP1000」と仏アレバの欧州加圧水型炉「EPR」だけが「第3世代プラス」の次世代炉ではなく、韓国の「APR1400」もあってアラブ首長国連邦(UAE)に輸出され建設も順調だと「エコノミスト」誌は持ち上げています。