【企業】グンゼ、台湾の電子部品事業から撤退 26億円の特別損失計上 本業に集中へ
グンゼは10日、9月末までに台湾の電子部品事業から撤退すると発表した。台湾では2008年からパソコンなどの画面に使う導電性フィルムを製造販売してきたが、参入企業の増加で価格競争が激化し収益性が悪化した。不振の電子部品事業を整理し、柱のアパレル事業に集中することで収益力の回復を急ぐ。17年3月期の連結決算で、固定資産の減損損失など撤退に伴う特別損失を約26億円計上する一方、東京都千代田区にある賃貸ビルの売却益約18億円を計上する。