【東芝解体】稼ぎ頭部門売却の東芝が「エレベーター会社」になる日
ついに東芝の切り売りに次ぐ切り売りも最終段階を迎えている。稼ぎ頭の半導体事業の100%売却の可能性が高まり、米国のウェスタン・デジタル社や韓国のSKハイニックス、台湾の鴻海が入札に名乗りをあげている。さらに、である。これまで巨額の損失が明るみに出るたびに、白物家電(中国・美的集団に売却)、医療機器子会社(キヤノンに売却)などが次々に切り離されても最後まで残るといわれてきた原子力部門についても、「東芝のような会社に任せていいのか」(経産省関係者)という声があがり始めている。