【出版】電子書籍市場に異変、米国に続いて欧州でも販売部数が減少 紙書籍に回帰の動きが強まる
欧米の書籍販売市場で、電子書籍の販売部数が減少する傾向が顕在化してきている。業者の間では、印刷媒体よりも手軽でスペースも取らない次世代の媒体として電子書籍を進める動きが強まると同時に、一部の消費者の間でも「自炊」と称して、既に購入した印刷媒体をスキャナーで読み込み、電子化する動きも広がっていたが、現状の電子書籍の販売部数減が今後も続いた場合、業者や消費者の間で生じていた電子書籍を推す動きは一過的なブームで終わる可能性も生じている。