【保険】生保協会長、低金利の長期化による運用難に懸念
生命保険協会の根岸秋男会長(明治安田生命保険社長)は21日の定例記者会見で、日銀の異次元緩和政策による国内の低金利環境の長期化が予想されることについて「運用面でボディーブローのように効いてくる」と語り、生保業界の運用難などの苦境が続くことの懸念を示した。根岸会長は「各社が取り入れているALM(資産・負債の総合管理)の効果で低金利の短期的な運用への影響はない」と述べたものの、長期的には「(保険商品の新規契約分の資金や債券などの償還金といった)ニューマネーの資産配分が課題となる」とした。