【金融】焦点:大手行決算、積み上がる現金・預け金 運用難で行き場なく
三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306.T)など大手銀行グループの2017年3月期決算で、銀行のバランスシートに現金・預け金が積み上がっていることが鮮明になった。日銀のマイナス金利政策で運用難に追い込まれ、運用ポートフォーリオのリバランスが進んでいないことを示している。三菱UFJとみずほフィナンシャルグループ(8411.T)、三井住友フィナンシャルグループ(8316.T)が抱える2017年3月末の現金・預け金は、合わせて157兆5000億円で、前年同期よりも23%増加。