【スゴ技ニッポン】60度以下の温水も熱源に活用 省エネと設備工事費の低減“一挙両得”
空調機器メーカーの日立ジョンソンコントロールズ空調(東京都港区)が、生産現場の発電機やエンジン、ボイラーなどの排熱の利用可能温度をより低温域にまで拡大し、従来の2倍の温度差で熱回収が可能な「一重効用ダブルリフト吸収冷凍機DXS」を製品化した。今年度から省エネルギー法に基づく定期報告で、生産設備などの運転で生じる排熱を未利用熱と定義し、エネルギー源として活用すればエネルギー使用量から差し引くことができることになったことから、低温排熱の活用として注目を集めそうだ。