【豊洲】豊洲市場の有害物質 環境基準の100倍超続く
東京都は25日、豊洲市場の地下水調査で9月に採取した地下水から環境基準の最大160倍のベンゼンを検出したと発表した。同時に公表した11月採取分の濃度は同110倍と高い水準が続いている。シアンとヒ素も基準を超えたままだった。市場の建物の空気調査では、ベンゼンなどの濃度は基準以下だった。豊洲市場では、地下水を生鮮食品の洗浄水や飲み水として使わず、地下と地上は遮られていることから、土壌汚染対策の有識者からなる専門家会議は「科学的な安全は確保された状態にある」としている。