【鉄道】巨大ターミナル「新宿」は50年でこう変わった 超満員「酷電」の時代には騒乱もあった
南 正時 : 鉄道写真家
かつてイギリスの鉄道を取材中に、現地の鉄道ファンから面白い話を聞いた。イギリスやドイツなど鉄道趣味が盛んな国のファンは、我が国のような「撮り鉄」は少なく、コアな研究をしている人が多いという。その中には、日本の鉄道に関心のあるファンもいる。ヨークの鉄道博物館で知り合った「日本の鉄道研究会」なるものを立ち上げた人は、「今の時間、新宿駅○番線からは『あずさ○号』が出発しますね」などと、新宿駅に強い関心を抱いていた。