【IT】量子コンピューター23年実用化、NECがアニーリング型
NECは23日、量子コンピューター(QC)を2023年までに実用化するため、研究者を増員して開発体制を強化すると発表した。膨大な選択肢から最適な答えを導き出す「組み合わせ最適化問題」の計算を得意とする「量子アニーリング」方式のQCを開発する。組み合わせ最適化問題は人工知能(AI)で必要とされる。ただQCは超高速で計算するために量子状態を長時間保つことや、大規模な問題を扱うための計算素子ネットワークの構築が難しいという課題があった。