【企業】シャープ、2000億円の公募増資中止 「市場が不安定」
シャープは29日、7月に実施を予定していた最大2162億円の新株発行と株式売り出しを中止すると発表した。会社側は中止を決めた理由を「米中間の貿易摩擦などにより株式市場の不安定度が増しており、既存株主をはじめとするステークホルダー(利害関係者)の利益を最大化するには至らないものと判断した」としている。シャープは公募増資で調達した資金のうち1850億円を使って取引銀行であるみずほ銀行と三菱UFJ銀行が保有する優先株を買い取って消却する計画だった。