【金融政策】コラム:膨らむ米利下げ期待、日銀「追随緩和」の可能性=村嶋帰一氏
□村嶋帰一 シティグループ証券 チーフエコノミスト
[東京 7日] - 2019年を通じて日銀は、短期政策金利、10年国債利回り目標、上場投資信託(ETF)買入れ額といった金融政策について現状を据え置くというのが弊社のメーンシナリオだ。しかし、米中の貿易摩擦が予想外の激化と広がりを見せており、それに伴い米連邦準備理事会(FRB)が利下げに踏み切る可能性がでてきたことを受け、日銀の金融政策に関しても代替シナリオの検討が必要になっている。