【教育】『AI vs.教科書が読めない子どもたち』が示す、「読解力が低い人」は「認知できる世界の解像度が低い」
本書は大きく前後半の2パートに分かれていて、前半では、
・巷で言われている「AI」は実際にはその実現過程で生まれた「AI技術」と呼ぶべきものであり、本来志向された意味での「人工知能」と呼ぶにははるかに足りない代物であること・その技術の延長にシンギュラリティが訪れることも無いだろうこと・そうであるにも関わらず、そのAI技術によって現在のホワイトカラー労働者の多くを代替しうること・しかもそのオートメーションの波がこれまでの産業革命とは比較にならない速度で、わずか20年間に圧縮されて起こるだろうという予測が示される。