【金融政策決定会合】10月の日銀議事要旨「物価モメンタム、しばらく注意が必要」
日銀は24日、10月30~31日に開いた金融政策決定会合の議事要旨を公表した。多くの委員が「物価安定の目標」に向けたモメンタムが損なわれるおそれについて「海外経済の持ち直し時期が後ずれすることを踏まえると、注意が必要な状況がしばらく続く」と指摘した。日銀は10月の会合で、政策金利のフォワードガイダンス(先行き指針)を見直し、物価モメンタムが損なわれるおそれに注意が必要な間「現在の長短金利の水準、またはそれを下回る水準で推移することを想定している」とした。