【雇用】就職内定率が10年ぶり悪化 今春大卒、コロナで一転 2月時点
厚生労働省と文部科学省が19日まとめた今春卒業見込みの大学生の就職内定率(2月1日現在)は89.5%となり、前年同時期を2.8ポイント下回った。近年は学生優位の「売り手市場」が続いていたが、新型コロナウイルス感染症が直撃した航空業界などの採用抑制が響き、2011年以来10年ぶりに悪化した。前年との差は、昨年12月1日時点の前回集計に続いて縮まっており、厚労省の担当者は「企業は新型コロナによる採用活動の遅れを取り戻しつつある」と指摘した。