【マネタリーベース】4月の資金供給量、前年比24.3%増 伸び率は16年7月以来の大きさ
日銀が7日発表した4月の資金供給量(マネタリーベース、平均残高)は前年同月比24.3%増の644兆8961億円だった。伸び率は2016年7月以来の大きさだった。新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けた経済を下支えするための大規模な金融緩和を背景に、資金供給量の拡大傾向が続いている。4月の平均残高の内訳は日銀の当座預金が同29.7%増の523兆6823億円、紙幣の発行高が同5.3%増の116兆1822億円、貨幣(硬貨)の流通高が同1.9%増の5兆316億円だった。