【家電】「車は家電になる」 ヤマダ電機出身の創業者が描く未来
自前の工場を持たない「ファブレス」のベンチャー企業が、日本の自動車産業を揺さぶるかもしれない。「ASF」(東京)が手がける佐川急便の配達車両向け電気自動車(EV)は、製造を中国企業が担う。「車は家電になる」。家電量販大手ヤマダ電機出身の飯塚裕恭社長(56)は、自動車の未来をこう見通す。価格重視 製造は中国企業に委託
自動車産業は、完成車メーカーを頂点に、下請けの部品メーカーが時には10層ほども連なり、供給網(サプライチェーン)のピラミッドを形づくってきた。