【不動産】「高層階で炊く米はまずい」見栄と格差のタワマン
俺が買えるのは、タワマンといっても米を炊ける低層階だ――。タワーマンションの住人らの見栄と葛藤を描いた「タワマン文学」がTwitterの片隅で静かなブームを呼んでいる。中でも注目を集めているのが、価格も高い高層階の部屋では標高と沸点の関係で米を上手く炊けないという話題。自虐を装いつつ経済力を誇示する“マウンティング”のようにも読めるが、実際は住まいの「高さ」と米の炊きあがりに関係性はなく、フィクションと諧謔(かいぎゃく)も込めて時代を表現しているようだ。