【総裁選と経済予測】9月の自民総裁選、まれに見る混沌としたレースに-市場乱高下で拍車
→岸田氏は新しい顔をトップに据え、党の支持率回復を期待→新たな首相の下で現行政策が大きく変わる公算は小さいとの見方日本の次期首相はインフレや不安定な金融市場、悪化する安全保障環境に加え、最も重要な同盟国である米国の新政権への移行といった課題に直面することになる。9月に予定されている自民党総裁選はここ数年で最も混沌(こんとん)とした選挙戦の一つとなる見込みだが、一つはっきりとしているのは、新たな首相が現職の岸田文雄首相から大きく方向性を変える公算は小さいということだ。