【米景気】【コラム】「トランプセッション」到来か、急速な景気後退告げるリアルタイム指標
「トランプセッション(トランプ米大統領に起因する景気後退)」――。初耳の言葉かもしれないが、これからはお馴染みになるだろう。リアルタイムで米国の景気動向を推計する注目指標によると、米国の国内総生産(GDP)は新型コロナウイルスのパンデミックに伴うロックダウン以降最速のペースで縮小しているからだ。アトランタ地区連銀のGDPリアルタイム推計モデル「GDPナウ」は、今四半期(1―3月)の成長率が3日時点で驚きの年率マイナス2.8%と、先週のプラス2.3%から反転したと推計している。