【滋賀】日本遊行:美の逍遥、滋賀県・近江路…広重も描いた交通の要所、琵琶湖でたぐり寄せる水辺の記憶
写真=日本三名橋、日本三古橋ともいわれる瀬田の唐橋。歌川広重も「近江八景」の一つとして、夕刻の橋を描いている
写真=松尾芭蕉が訪れた満月寺浮御堂。湖上に突き出たこの仏堂も、広重の「近江八景」に現れる
豊かな水をたたえる琵琶湖周辺には、縄文時代から多くの人々が住み続けてきた。明治維新以前、琵琶湖畔の近江の地は、京都や大坂、伊勢への入り口として、また東海道の宿場町としてにぎわい、名所も多く、文学や美術の舞台にもなった。