【富山】秋の訪れを告げる「こきりこ祭り」、古式ゆかしい実りの舞…南砺市五箇山
富山県南砺市五箇山に秋の訪れを告げる「こきりこ祭り」が二十五日、同市上梨の白山宮で二日間の日程で始まり、多くの観光客が古式ゆかしいこきりこ踊りに見入った。こきりこは豊作を願う田楽として千四百年前から歌い継がれ、五箇山に伝わったのは室町時代とされる。地元の越中五箇山こきりこ唄保存会が奉納踊りを披露し、笛や鍬金(くわがね)の演奏に合わせ、直垂(ひたたれ)姿の男性が「ささら」と呼ばれる楽器を「シャッ、シャッ」と鳴らしながら舞った。