【京都】「桜木太夫」10代デビュー、京都・島原でお披露目…「名前負けしないように、芸事などすべてに秀でた太夫になりたい」
花街・島原(京都市下京区)に残る唯一の置屋兼お茶屋「輪違(わちがい)屋」で4日、今年春に高校を卒業したばかりの新人の太夫がデビューした。輪違屋から10代の太夫が誕生するのは約20年ぶり。明治維新期にその名をはせた「桜木太夫」を襲名し、芸と美の世界に一歩を踏み出した。西京区出身の18歳。母の妹が若雲太夫さんで、幼いころから禿(かむろ)として島原に関わるなど、太夫の華やかさを身近で感じながら育った。