【佐賀】同和問題啓発で講演会、戸籍不正取得の対策訴え
■個人情報自ら守って
8月の同和問題啓発強調月間に合わせ20日、佐賀市同和問題講演会が佐賀市文化会館であった。山口県人権啓発センター事務局長の川口泰司さん(36)が、身元調査など差別につながる戸籍の不正取得が社会問題化している点を踏まえ、自分で個人情報を守る大切さを訴えた。川口さんは、他人が偽造した委任状などで不正に取得された戸籍が探偵・調査会社に売られ、結婚や企業の採用時の身元調査に使われたり、ストーカー行為、DV、脅迫、振り込め詐欺など犯罪に悪用される実態を指摘した。