【和歌山】信楽事故の教訓生かした“安全車両” 紀州鉄道で運行 甲賀市から無償譲渡される
運行距離が2・7キロと短いことで知られる和歌山県御坊市の紀州鉄道で新車両「KR301」が導入され、運行が始まった。「信楽高原鉄道」の車両を所有する滋賀県甲賀市から無償譲渡。車体に描かれていた信楽焼のタヌキは、御坊市出身で聖武天皇を生んだ伝説がある「宮子姫」に姿を変え、地域の足として快走している。紀州鉄道はこれまで、国内で唯一運行しているバス型車両「キテツ1号」「キテツ2号」の2台体制で運行していたが、車体の老朽化などの影響で、最近は1台のみの運行だったという。